青春18きっぷで関西からコミケに行ったオタクの話【前編】

 

やめとけ

 

コミケ前日編~

朝8時、関西は兵庫県にてこれから10時間かけて東京へ向かおうとしている人間がいた。

 

私です。

 

キャリーバック片手に7度の乗り換えを行い500kmの旅をコミケ前日に敢行する姿はまごうことなき変態である。本当にありがとうございました。

 

経緯に関しては前回の記事にてお話ししたのでそっちを参照してください。

 

そのうえで皆さんに18きっぷで東京に行くのはおすすめなのかどうかお伝えしようと思います!わーよくある記事みたい!結果が気になりますね~~~~?

 

え?一番上の文章?なんですか?

 

 

 

さて兵庫を抜け、大阪に着き・・・ここまではいつも通りな光景です。なんかこのまま東京まで行くとは思えないような日常風景・・・

 

ちなみに旅全体で座れなかったのは大阪京都間のみです。ほんと最初の数十分だけだったので良かった。これでずっと座れなかったら死んでいた。

 



やがて滋賀の野洲で乗り換え、同じく滋賀の右端にある米原に着いたころ、私はあることに気づいてしまいました。

 

これ暇すぎね?

分かってた、分かってたけど暇すぎる。というわけで暇つぶし道具第一号の出番です。

 

どぅるるるるるるるるるるる

 

だん

 

3DS~~~~ \テテーン/

 

 

旅行ブログとして弱すぎる。

せっかくなのでやってたソフトも紹介すると、「ゲームセンターCX有野の挑戦状2」です。これね、本当に昔から自分の空き時間を支えた最強のソフトなんですよ。オリジナルのレトロゲームを、アクションからRPG、シューティングに推理ゲームと何種類も内蔵していて、マジでいつまでも遊べる。多分遊んでた人も首をぶんぶん縦に振ってくれていることでしょう。

 

しかもよゐこ有野のボイス付きなので友達と遊んでいる気になる。気になれます。素敵。

 

中でも「トリオトス」っていう落ちものパズルゲームの中毒性が半端じゃなくてね・・・私にとってはテトリスよりもぷよぷよよりも、落ちものパズルと言えばこれ!っていう筆頭でして、時間つぶしには最適なのです。

 

さーて久々にやるかァ~~!うん、和風の音楽もいい感じです。ちょっと聞こえ方おかしいけど。ほれほれこうやって横一列そろえると同じ色が全部消えるのをラインスパーク言うてな、なんか音の聞こえ方おかしいけど。この光ったブロックはすべての色の役割を持ってるんだよ、なんか音の聞こえ方おかしいな???????

 

・・・

 

イヤホンを外しても音楽が聞こえる。それは少年時代にやりこんだ過去の自分。耳にしみ込んだBeautiful Soundがあの夏を越えてやってくる。周りの乗客たちの謎の圧を感じる。青い空。流れる雲。ラインスパーク。助けて。

 

有野課長の「かちょ、オ~ン」の言葉を最後に3DSのふたを閉める。イヤホンが壊れていることを瞬時に悟った私は平静を装いつつ窓の外を眺めた。暇つぶし道具第一号、終了である。

 

ーーー

 

 

米原を出て2時間半、浜松に着いたのは14時半の頃でした。それではお楽しみ・・・

 

おひるごはんだあああああああああ

うおおおおおお

これが楽しみだった

むしろこれしか楽しみがなかった

これだけ頼りに5時間電車に乗ってた

 

さて浜松と言えば餃子!浜松餃子!野菜多めで私の大好きな餃子です。本場の浜松餃子を食べられるとは・・・

 

というわけで行ってきました

 



石松餃子~~~~

 

駅から近くて評価も高いですからね、何より「元祖」らしいですから。元祖ですよ元祖。強そうです。物語中盤に出てくる謎に強いおじいちゃんポジです。

 

 

頼んだのはこちら「石松餃子定食」です。ごはんとみそ汁とお漬物が付いたセット。最初セットにするか餃子とご飯だけ頼むか悩んだんですが・・・

 

疲れた旅の途中で飲む味噌汁、まーーーじで美味い。

 

体中に染み渡ります。定食にして本当に良かった。

 

さて本題の餃子です。運ばれてきた時からいい匂いがしてました。

 

実食。一口食べると、もちもちした皮から野菜たっぷりの具があふれ出します。確かに野菜多めでヘルシーながら、決して肉多めの餃子にも劣らぬ、いやそれを超えるほどの満足感があります。

 

なによりタレがいい仕事をしている。ほんのりとした甘みのあるタレは野菜との相性がとてもいい。野菜が特徴の浜松餃子の持つポテンシャルをさらに引き出してくれます。

 

その溢れ出る旨味を噛みしめると、自然とホカホカのごはんに箸が伸びることは間違いなし。かつかつとご飯を口いっぱいにかきこむ。そしてこの幸せを忘れないようにと、また餃子に手が伸びる・・・

 

ああ、これ、無限に食えるわ・・・

 

というわけであっという間にごちそうさまでした。本場の浜松餃子マジでうまかったです。みなさんもぜひご賞味あれ。

 

ーーー

 

浜松を出て、次の目的地は横浜です。ここからまた4時間ほど。暇つぶし道具第二号、本を読みながら優雅に向かいます。

 

いやしかしなんと絵になる光景でしょうか。夏の空と緑あふれる景色の中で、旅行者は本を片手に行く先に思いを馳せる・・・これが世界を見て回る孤高の冒険家なら最高だったでしょうね。残念ながら有明に女の子二人がイチャつく本を買いに行くオタクです。

 

そうして瞬く間に横浜に着きました。まるで4時間の旅が1時間くらいに感じられるほどに。本読んでたら3時間寝ました。もうだめです。

 

横浜に降りる理由は一つ。もちろん

 

ばんごはんだあああああああああああ

さっきも飯食ってたじゃねーかどうなってんだ

 

寝てた間にどうやら時間は20時を越えていました。寝てたのもあるんですけどね、電車内書くことないんですよ、本当に。

 

というわけで横浜で食べるのは担担麺です。当ブログは皆さん全員が担担麺信者になるまで担担麺の情報をこすり続けます。よろしくお願いします。

 

 

 

今回行ったのはこちら、「匠ーJangー」様。横浜駅から近く、評判もかなりいいです。

 

どれにするか悩みましたが今回は「麻辣味玉のせ担担麺」を選択。担担麺に味玉載ってるのはもう間違いない。じっちゃんも言ってた。

 

ほどなく到着。

 

こ、これは・・・おいしい!

 

と食べてもいないのにおいしい認定してしまうほど、なんかもうオーラがありました。もしくは私がちょろすぎるかの二択です。

 

さて実食・・・

 



う、うわあああああああああああああああああああああ

 

正統派を極めたような直球勝負のスープ。それに程よい辛さは決してほかの味を邪魔しないちょうどいい塩梅。ひと啜りするたびにその匠の技にしてやられるのです。またひき肉と野菜もたっぷり入っていてこれがまた美味いのなんの。

 

しびれも確かな存在感があるのに決して主役を食わない、引き際をよくよく理解しています。真の意味で「最高のスパイス」たる仕事をしていました。普通の担担麺としびれのある麻辣担担麺の二種類あるのですが・・・辛さやしびれが大丈夫な方はとりあえず麻辣にしておけば間違いないでしょう。

 

純粋ゆえ最強。担担麺とはなんたるかをまざまざと見せつけられた感じです。

 



担担麺のスープをご飯に入れて食べることを我々は全人類に推奨しているので、この店でももちろんやってきました。

 

はーーーうまい。生きててよかった。

 

王道を極めたからこそできる、直球勝負の担担麺。横浜に寄った際はぜひ。

 

 

ーーー

 

 

横浜を抜けるともう東京は目の前でした。30分くらい?もう目と鼻の先ですね。

 

ちなみにこの時点で(駅で降りた時間、ご飯食べてる時間、間違えてまったく関係ない駅で降りてロスした時間含めて)12時間が経過しております

 

なんかもう、着いた瞬間に

 

え・・・達成感・・・

 

となりました。正気に戻れ。明日のコミケが本番やぞ。

 

出発以前はここで漫画喫茶に泊まる予定でしたが、その話をした友人には肩を叩かれ、無言で首を横に振られたのでホテルに泊まります。本当にホテルにしてよかった。死んでたかもしれん。

 

というわけで都内某所のホテルに到着。お安い値段で十分なお部屋を用意してくださいました。ベッドがふかふかです。

 



こちらは到着記念祝勝会の様子です。かっぱえびせんめちゃめちゃ久しぶりに食べたけどこんなに美味しかったっけ。というかこんなに量あったっけ。コスパ最強すぎる。

 

お酒飲みつつ本日分の板橋ハウスを見てゲラゲラ笑って寝ました

 

youtu.be

 

意味不明すぎたので疲れた時の夢だったかと思ったけど普通に現実でした。板橋ハウスとかいう面白集団みんな見て。

 

というわけでコミケ前日の話はこれにておしまい。

 

長くなったのでコミケ当日の話はまた次回になります。震えて待て。

 

 

 

 

後編→

2b-pencil-jiyucho.hatenablog.com